海辺にて



友達とよんだ人がいた

一度友達になったら
会えなくても
会わなくても
ずっと友達

自分はそう思っていた


けれど君はそうではなかったようで
気持ちのすれ違いが続く


常に君の事を受け止めるだけの
器が自分にはなくて

合わせることが難しくなって

君を傷つけると知っていたけれど

君のことを嫌いにならないように

距離を置いた


籠の鳥のようだった君が
やっと解放されて
羽ばたけるようになったのに
飛ぼうとしなかったのも気になったから

自分だけではなくて
他にも優しい人達がいることに
気づいて欲しくて

その手を放した


これはエゴかもしれない

自分に都合がいいように
解釈しているだけの
ただのエゴかもしれない


穏やかに暮らしているかと
時折思う
幸せでいてほしいと願う


もう会うことはなくても

君は友達なんだ







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