空


朝、目を覚ますと
体が鉛のように重かった

関節がキシキシと痛み
背中から根が生えたように
思うように身動きがとれない

また熱が出たのかと
ベッドの上で溜息をつく

晴れているのにもったいないなと
横になりながら
窓から見える青い空と
綿菓子のような雲を
ただ眺めていた

小さい頃からよく熱を出していた

子供の時の一日はとても長く
周りの時間は動いているのに
自分の時間だけが止まっているような
妙な孤独を感じていた

母が用意してくれた水枕の冷たさと
ちゃぷん とぷんと
耳元で揺れる水の音

湖に浮かぶ小舟に乗っているような
優しい水音に
とろとろと眠りに落ちる


目を覚ますと辺りは暗く

夜の訪れに時間の経過を感じ
少し軽くなった体にほっとする


子供の時も

大人の今も

明日は良くなりますように
明日も晴れますように

おまじないのように呟きながら
再び眠りに落ちていく






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