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それは そこに浮かぶ なにか 

※記事・画像の転載・流用はご遠慮願います。

硝子の月




小望月1



澄んだ夜空に硝子細工の月が浮かぶ

僕は一人浜辺を歩く

晩夏のけだるさは一瞬にして過ぎ去り
季節は移ろい
空気は静謐さを増し冷たくなる


月光の下
銀の波が寄せては返し

青い夜の中
聞こえるのは波の音


(この月を君も見上げているのだろうか)


彼の地に暮らす君を想う


もうじき長い夜が来る

白い影に包まれる冬が来る






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夏の少年




夏の少年


川の水が冷たいこと

だんだん深く潜れるようになったこと

魚と一緒に泳いだこと

魚を捕まえられたこと

その魚を食べたこと

自然の中で感じたこと


とても暑い夏の一日

少年は少し逞しくなった






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星空旅行




星空旅行


夜空を見上げ

星座をたどる

星の世界へ旅に出よう

鞄の中にはコンパスひとつ

とても身軽なひとり旅



野原に寝転び

星をめぐる

星の世界へ旅に出よう

隣りに座る君が笑う

とても楽しいふたり旅




8/15 野原~書き足しました






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熱のある日




空


朝、目を覚ますと
体が鉛のように重かった

関節がキシキシと痛み
背中から根が生えたように
思うように身動きがとれない

また熱が出たのかと
ベッドの上で溜息をつく

晴れているのにもったいないなと
横になりながら
窓から見える青い空と
綿菓子のような雲を
ただ眺めていた

小さい頃からよく熱を出していた

子供の時の一日はとても長く
周りの時間は動いているのに
自分の時間だけが止まっているような
妙な孤独を感じていた

母が用意してくれた水枕の冷たさと
ちゃぷん とぷんと
耳元で揺れる水の音

湖に浮かぶ小舟に乗っているような
優しい水音に
とろとろと眠りに落ちる


目を覚ますと辺りは暗く

夜の訪れに時間の経過を感じ
少し軽くなった体にほっとする


子供の時も

大人の今も

明日は良くなりますように
明日も晴れますように

おまじないのように呟きながら
再び眠りに落ちていく






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early summer




光


きらきらと

木漏れ日が地面で踊っている

さらさらと

風が通り過ぎていく


大きな大きな樹の下で

何かから解き放たれたようなひと時を


見上げた梢の間から

溢れる光と青い空


あなたと共に在りたかったと

一人佇む初夏の朝






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Ivy

趣味全開のブログです。

好きなもの・・・天体、鉱物、
真鍮、自然、小鳥...etc


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使用カメラ機種
SONY a77Ⅱ
SONY DSC-RX100

借り物
SONY a900


使用レンズ
MINOLTA AF REFLEX 500
MINOLTA  AF 50 MACRO
MINOLTA  AF LENS 20


フィルター
Kenko PRO SOFTON-A(W)
55㎜・72㎜


その他機材
Vixen POLARIE


過去使用カメラ
KONICA MINOLTA a-7 DIGITAL
CASIO EXLIM EX-FC300S



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